賃金不払い多発
県内建設業10年連続最多
公共事業減で疲弊
賃金の不払いトラブルが建設業界で多発している。
茨城労働局のまとめによると、
建設業界は少なくとも過去十年間連続で業種別のトップを続け、
県内で毎年確認される全不払い件数の二割前後を占める。
公共事業縮減などによる業界の疲弊を物語るが、
背景には業界特有の事情も見え隠れする。
茨城労働局のまとめでは、県内労基署が〇六年中新たに
把握した賃金(退職金含む)不払い件数は
合わせて四百四十六件。
業種別で、最も多いのは建設業の七十六件(17・0%)。
次いで、接客娯楽業六十七件(15・0%)
▽運輸交通業六十五件(14・6%)
▽商業六十四件(14・3%)-の順。
建設業は少なくとも一九九七年以降、
業種別のトップを占めている。
今年九月、県南地区の建設業者が社員四人に対し、
昨年八月から二カ月分の賃金計二百十九万円を
支払わなかった疑いで書類送検された。
ただ、この業者は昨年十二月から事実上の
倒産状態に陥っているという。
「賃金不払いに関する相談のほとんどは下請け業者の倒産が
発端となっている」。県内約六千人の建設職人などが加入する
全建総連茨城県建築連合会(事務局・水戸市河和田町)は
こう解説する。
11月4日 茨城新聞
| 固定リンク | トラックバック (0)

